商店街再生計画 大学とのコラボでよみがえれ! |
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三浦展+神奈川大学 曽我部昌史研究室 著 | |||
洋泉社 2008年12月17日 第1版発行
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「やられた!」この本を手に取った時の第一印象である。 まちづくりを生業とするみなさんであれば、日本全国あちこちでシャッター通りと化してしまった商店街やテナントガラガラの商業ビルなどの将来を憂いて、「どうせ閉まっているくらいなら、学校とか役所とか誘致してきて、安くてもいいから貸しちまえばいいんじゃねえの。」なんて飲みながら軽口を叩いたことがおありかもしれない。 この本はそんな冗談の延長のようなファンタジー(著者は謙遜気味にこう表現する)をカラフルなCGイラストで見事に魅せている。 与えられた命題は「大学とコラボして商店街をリノベせよ!」 東京郊外にある(とされる)「平成東京大学」が学生数減少に悩み、お客ガラガラに悩む商店街とタッグを組む。大学は初期投資なしで都心回帰、商店街は学生客が増えて息を吹き返す。すなわち一挙両得。 掲載されるアイデアの例を挙げてみよう。
昨年度のまちコン8月交流会「街なか再生タウンマネージメント〜錦二丁目の挑戦〜」でもみた【まちの会所×中部大学・名古屋大学・愛知産業大学】のように商店街と大学のコラボの実例は既にいくつも始まっている。それでも、この本のように、商店街全域にキャンパスの全部が引っ越してきたら、相当なインパクトがあることだろう。 |
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細井昭男 (株式会社都市造形研究所)/2009.5 |