「ウールの尾西」と言われた尾州の毛織物産業は家内工業の小さな機織り工場によって支えられていました。この地域にはたくさんのノコギリ屋根の工場が住宅密集地のなかに点在しています。 “ガッチャン、ガッチャン”と街中で大きな音をたてていたノコギリ屋根も今は静まり返り、人影のない児童遊園とともに寂しい景色となっています。なんとか活用再生して次世代に残したい尾州の都市景観です。