平成14年度事業報告

【年間活動テーマ】

運営委員会において、本協議会の活動テーマは、交流会やシンポジウムの場を通じて、我々コンサルタントが、より技術の向上を目指し「技術研鑽」と設定しました。また、秋の公開シンポジウムでは、「安心・安全なまちづくり」をテーマにシンポジウムを開催しました。

【協議会体制】

 正会員については、正会員が一社、加入して28正会員となっています。
 顧問については、新たに1名の方にお願いして23名となりました。顧問の先生に対しては、適宜メーリングリストにて活動情報の提供を行い、交流会などに参加いただいています。

●新規顧問
飛田 潤 助教授 (名古屋大学 工学部)

●新規会員
(株)日本能率協会総合研究所中部事務所

【事業内容】

1. ホームページの充実

 5月10日時点でのアクセス数は7,530であり、1年間で約1,800のアクセス数がありました。
 HPの更新に関しては月1〜2回のペースで行いました。
 図書紹介やまちづくり面白講座については、各会員の協力を仰いでデータの拡充がはかられたものの、今後は会員のみならず、広範な立場の視点を加えられるよう、協議会外への原稿依頼なども検討していきたいと考えております。
 協議会の活動については、参加者に原稿執筆をお願いし、写真とともに掲載することができました。協議会の活動記録として重要であり、今後とも継続してHPを更新していきます。

2. 春の総会および記念講演の開催

 平成14年5月31日に、(財)名古屋都市センター大研修室にて200 年度総会を開催しました。総会は正会員19社、賛助会員・特別会員2団体、来賓(愛知県建設部住宅企画課長、名古屋市住宅都市局住宅部長)他、全体で60名出席があり、平成13年度事業報告及び収支報告、平成14年度の事業計画(案)および収支予算(案)、会則の変更、役員の選出を行いました。また、記念フォーラムとして「東京圏・名古屋圏・関西圏 三大都市圏の都市居住比較 −それぞれの都市居住ライフスタイルとまちづくり」を開催しました。

3. 秋の公開シンポジウム2002の開催

 平成14年11月15日、(財)名古屋都市センター大研修室にて「大丈夫か 東海地震」と題した公開シンポジウムを開催した。愛知県、名古屋市からは後援をいただき、(財)名古屋都市センターとの共催で執り行いました。
 会員や県下市町村、一般の方々をはじめ、約50名の参加がありました。シンポジウムでは、3名のパネラー(飛田潤氏、斉藤彰良氏、栗田暢之氏)に報告いただいた後、井沢氏のコーディネーターによってパネルディスカッションを行い、参加者1人1人の東海地震に対する意識を盛り上げることができました。

4. 「U-34」の支援

 昨年度に引き続き「U−34」の活動支援を予定していたが、特に活動支援要請はありませんでしたが、活動支援のできる体制をとりました。

5. 交流会の開催による会員間の情報交換

 会員間の情報交換の場として下表のように4回の交流会を開催しました。会は運営委員が持ち回りで企画等を担当したことによって、様々な方法での交流を図ることができました。

月日 場  所 内  容 参加人数
4月26日 名古屋都市センター
会議室
「都市居住と交通」
【時間】18:00〜20:00 
講師:中部大学 工学部土木工学科 磯部友彦助教授
24人
8月29日 堀川 視察会「都心再生から堀川を考える 堀川視察会」
●勉強会(場所:名古屋朝日カルチャーセンター柳橋)
(1)堀川整備の現状と課題
(2)堀川のまちづくりに期待すること
●視察会
(1)旧加藤商会ビル(旧シャム国領事館)
(2)納屋橋桟橋〜宮の渡し(名古屋マリンクラブ)
勉強会20人
視察会15人
9月25日 名古屋都市センター
会議室
「WSの悩みWSで解決しませんか」
【時間】18:10〜21:00
20人
2月12日 名古屋都市センター会議室 「里山づくりから市民参加を考える」
【時間】18:00〜20:00
講師:(株)アルダー環境設計室 真弓浩二氏
18人

6. 運営委員

 およそ月1回のペースで、全12回の運営委員会を開催しました。そのうち、4月および11月の開催は、拡大運営委員会として広く正会員の参加を呼びかけました。

運営委員会の開催日程と議題
2002年
4月26日
拡大運営会議。次年度運営方針、運営体制、予算計画など5月総会議案について。
5月21日 運営委員会。総会の役割分担等について。
6月17日 運営委員会。予定事業の役割分担等について。
7月10日 運営委員会。交流会(視察会)について。
8月7日 運営委員会。交流会(視察会)及び9月交流会について。
9月4日 運営委員会。9月交流会及び11月公開シンポジウムについて。
10月2日 運営委員会。9月交流会のまとめ。11月公開シンポジウムについて。
11月6日 拡大運営委員会。11月公開シンポジウムの役割分担を決定。
12月11日 運営委員会。11月公開シンポジウムの総括。2月交流会について。
2003年
1月15日
運営委員会。2月交流会について。
2月12日 運営委員会。4月交流会について。
3月12日 運営委員会。総会議事次第についての確認、次期代表および運営委員の選出。

7. メーリングリストによる情報交換

 メーリングリストには、平成15年4月現在で会員・顧問81アドレスを登録しました。利用方法としては事務局からの報告(運営委員会や交流会など)や参加確認などの連絡のほか、会員や顧問からの情報提供に利用されました。

8. 長期計画の検討

 事業計画(案)では「将来の当協議会のあり方を展望した長期計画について検討する」としていましたが、十分な検討ができなかった為次年度への課題としました。


▲活動記録に戻る▲  /  ▲総会議事録に戻る▲