愛知まちコン・2002年度公開シンポジウムのご案内

 最近、新聞紙上で東海地震発生の関連記事が報道され、関心を持たれた方が多いことと思います。阪神大震災が発生してから既に9年が経過し、私たちの生活の中からそのときの恐怖が次第に遠い過去のこととなりつつあります。「災害は忘れたころにやってくる。」と言われますが、いざと言うときに備えておくことが被害を最小限に食い止める最良の策であると思います。
 私たち「愛知住まいまちづくりコンサルタント協議会」は、専門家として常に安全で快適なまちづくりを心掛けています。特に東海地震に備えた安全なまちづくりについて強い関心を持っています。ご関心のあるお方は是非ご参加ください。

◆パネルディスカッション
・東海地域を脅かす大地震のすがた  名古屋大学助教授   飛田 潤 氏
・専門家の緊急ネットワークづくり NPO法人 レスキューストックヤード事務局長
               栗田 暢之氏
・阪神大震災の復興とまちづくり  (株)アール・アイ・エー神戸支社長 齋藤 彰良氏
・コーディネーター   (株)都市研究所スペーシア代表 井沢 知旦氏

日時:2002年11月26日(火)14:30〜16:45

場所:(財)名古屋都市センター大研修室
 
            (金山総合駅南口すぐ 金山南ビル11階)

定員:150人程度(先着順締め切り)  参加費:無料

プログラム(予定)
   13:30 受付開始
   14:00 開会・代表挨拶・来賓挨拶
   14:15 パネラー報告
   15:50 休憩
   16:00 ディスカッション
   16:45 終了
   
〜終了後、2階オーキッドガーデンにてパネラーの方との懇親会を開催します。
             (会費:2,000円)

主催:愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会
共催:(財)名古屋都市センター
後援:愛知県、名古屋市

■申し込み
   愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会事務局((株)宅地開発研究所内)
        担当者 長谷川   TEL 052-201-7671   FAX 052-201-7672
                      takken-nagoya@nifty.com

  ・お名前、連絡先(EメールまたはFAX)、懇親会への参加の有無をご記入の上、お申し込みください。

◆講師略歴

飛田 潤(とびた じゅん)氏 /名古屋大学工学部社会環境工学科助教授・工学博士

1961年新潟県生まれ。東北大学工学部建築学科卒業・同大学院修了。1989年東北大学工学部助手、1996年より名古屋大学工学部助教授。日本建築学会、日本地震学会、地域安全学会等会員。名古屋市地震被害予測システム整備委員会、(財)愛知県建築住宅センター耐震診断評定委員会など歴任。
研究分野は建築構造工学、地震工学・耐震工学、都市防災など。特に、地震動や建築物・地盤の振動に関する精密な実測データの蓄積や分析の研究を行っている。最近は地震防災に関する情報システム開発にも力を入れている。
著書:共著「地震動―その合成と波形処理」理論地震動研究会編著 鹿島出版会
   共著「建築物の減衰」日本建築学会編 
   共著「地震と建築防災工学」小野徹朗編著 理工図書
栗田 暢之(くりた のぶゆき)氏 /RSY常務理事兼事務局長
1964年岐阜県穂積町生まれ。名古屋市在住。 阪神・淡路大震災で当時勤務していた同朋大学の学生ら延べ1,500名のコーディネーターとして被災者支援にあたった。同年7月に設立したRSYの前身「震災から学ぶボランティアネットの会」から事務局長を勤め現在にいたる。東海豪雨水害時には愛知・名古屋水害ボランティア本部長。愛知県地震対策有識者懇談会委員、震災がつなぐ全国ネットワーク事務局長等多くの要職を兼務する。震災がつなぐ全国ネットワーク発行ブックレット「物資がきたぞう!!考えたぞう!!」「水害発生!どうつくる?水害ボランティアセンター」等の編集長

レスキューストックヤード(RSY)とは
1995年7月、阪神・淡路大震災被災者支援の継続とその教訓を地元に還元するなどを目的に設立したボランティア団体「震災から学ぶボランティアネットの会」を発展解消し、2002年3月に愛知県より設置認証を受けた特定非営利団体(通称NPO)。千種区本山に事務所を置き、「緊急時の被災者支援活動」「災害ボランティアコーディネーターの養成」「平常時の地域防災にかかる各種企画・運営」「緊急時に生かす平常時のリサイクル活動」などの事業を通じて、災害に強いまちづくりのお手伝いをしている。
齋藤 彰良(さいとう あきら)氏 /(株)アール・アイ・エー神戸支社長
1947年生まれ。1973年 名古屋工業大学大学院工学研究科修士課程修了、
同年崖IA建築綜合研究所(現潟Aール・アイ・エー)に入所、名古屋に配属。
1992年 同社大阪支社計画部長、1995年 同神戸支社長を経て、1999年から同取締役神戸支社長。
都市再開発に一貫して従事。
阪神大震災後、震災復興六甲道駅南地区第2種市街地再開発事業、桜口3丁目、弓木4丁目、舞子駅北地区第1種市街地再開発事業などに関わり、神戸市のまちの復興に取り組む。
2001年に「都市景観大賞特別賞」(都市づくりパブリックデザインセンター)、「神戸景観ポイント賞」を受賞