都心再生から堀川を考える 堀川視察会報告 名古屋の魅力ある都心再生を考えるうえで、貴重な水辺である堀川は重要な地域資源になっています。愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会では、平成14年8月29日(木)、堀川の現地にて、勉強会・視察会を開催し、堀川の整備状況を学ぶとともに、船上から運河沿いの街並みを見学しました。 |
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開催日 平成14年8月29日(木) 午後3時30分〜午後8時30分 場所 名古屋朝日カルチャーセンター柳橋 勉強会 (1)堀川整備の現状と課題 講師 名古屋市緑政土木局河川部堀川整備室 北本日出夫氏 (2)堀川のまちづくりに期待すること 講師 郷土歴史まつり水上武者パレード グループリーダー 小川伸夫氏(日本甲冑武具研究保存会東海支部長) 視察会 (1)旧加藤商会ビル(旧シャム国領事館) (2)納屋橋桟橋〜宮の渡し(名古屋マリンクラブ) 懇親会 名古屋マリンクラブ 参加者 勉強会 20名 水上見学会 15名 |
![]() 名古屋市緑政土木局河川部堀川総合整備室 北本 日出夫氏 |
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慶長15年(1610年)名古屋城の築城にあわせて福島正則により開削された堀川の歴史についてお話をいただくとともに、環境改善に向けた取組み(浚渫、導水等)の状況、堀川総合整備事業の内容等について詳しく説明をいただきました。 ○堀川の諸元 1)水系・種別 庄内川水系・1級河川 2)延長 16.2km 3)流域面積 52.5km2(市域面積の約6分の1) ○堀川総合整備事業 平成元年 堀川総合整備構想を策定、H4に「マイタウン・マイリバー」整備事業に着手し、T期整備地区として白鳥、納屋橋、黒川の3地区から事業を始め、H13からはU期整備地区として松重、名城の2地区の整備に着手。 |
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郷土歴史まつり 水上武者パレードグループリーダー 小川伸夫 氏 (日本甲冑武具研究保存会東海支部長) |
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幼い頃から、堀川を見つめてきた思いとともに、環境改善やまちづくりの課題・期待についてお話いただきました。また、市民参加のまつりとして定着しつつある「郷土歴史まつり・水上武者パレード」(本年度は4月6日/7日に開催)に開催にまつわる苦労話やエピソードをお話いただきました。「堀川を活かそうとしても管理主体が複雑なので、調整に時間も手間のかかる」ということですが、「市民の目を堀川に向ければ、もっと堀川はきれいになる」との思いから、今後とも活動を広げていきたいとの熱い決意をお聞きすることができました。また、見学会にもご参加いただき、運河沿いの歴史や街並みについて、ガイドいただき、「まだまだ堀川に背を向けている建物が多いので、堀川に顔を向けたまちづくりが必要だ」と参加者に語られました。 |